こんにちは。
新しい年になりましたね。
なりましたね。っていうか。
新年も、もう2週間経ってますよみなさん!
きゃあやだこわいーーー
さておき。
わたしの住む東京は、お天気・気温ともに穏やかなお正月だったんですよね。
で。ついつい、わたしもね。
「新春って言うぐらいだし、このまま春になっちゃったりして〜☆
今年はダウン要らなかったりして〜★」
なーんてうっかり、思ってしまったりしたのですけれど。
そんな訳ないじゃん。
頭ゆるゆるでしたね。
冷静に考えてー!
これからが本番だっつーの。
いくら寒いの苦手だからって、現実逃避にもほどがあるっつーの。
よって。
ダウンもまだまだ、大活躍です。
当たり前だっつーの。
さて。新年一発め。
何について書こうかなー?って、わたしも思案したんですけどね。
冬ですからね。
寒いですからね。
おうちに居る時間が、どうしても長くなっちゃいますよね。
今年の抱負ね。
「掃除と収納をがんばって、丁寧に暮らす」
にしちゃったんですよねわたし。
洋服も大好きですけれど。
器も大好きなんですよねわたし。
はい。「冬の器特集」やります。
ちぇけら★
おすすめの冬の器は、こちら!
①波佐見焼 皿 約直径15.5×高さ2.5cm
まずこの「波佐見焼」とはなんぞやというお話なんですけれど。
【歴史】
16世紀末に、大村藩主が、豊臣秀吉の朝鮮出兵に参加し、帰国する時に連れてきた朝鮮の陶工によって始められたとされています。
江戸時代の初期には磁器が焼かれるようになり、茶碗や皿の他、徳利等の日用品が生産されました。
中でも厚手の染付の茶碗は、大阪の船着場で船上の人々に酒や食事を売る食器として使われ、「くらわんか碗」として良く知られていました。
【主要製造地域】
長崎県
【特徴】
透けるような白磁の美しさと、青い呉須(ごす)で絵付けされた染付の、繊細で深い味わいが特徴です。
また時代の変化に合わせて改良して作り続けてきことから、伝統的なものからモダンなものまで、幅広い製品があります。
価格も手頃です。weblio辞書「波佐見焼」より抜粋引用
さて、この波佐見焼。
北欧やポーランド食器のような、ほっこり調の柄や絵付けも多くてね。
ここ数年、人気がすごいんです。
モダンで、洋食を盛り付けても浮かないしね。
MUJIの波佐見焼も、いろいろあって。
どれをおすすめしよっかなー?と迷ったんですけど。
この大きさのお皿にしてみました。
というのもね。
くらわんか椀も蕎麦猪口も、もちろんかわいいんですけど。
丼もお猪口も、内側がほぼ白の無地なんですよね。
横顔が超絶かわいいんですけれど。
食べてるときの自分から見て、いい気分になれることを最重要視して。
今回は、このお皿にしてみました。
ちなみに、直径15.5cmというのは、パーの形にした手とほぼ同じぐらいです。
白皿なんですけど。
縁にコントラスト強めの柄を入れて、きっちり締めているので。
淡色のものも濃色のものも、何載せて収まり良いです。
大きさのイメージとしては、こんな感じ。
ね。白いものでも、茶色いものでも。
和食でも洋食でも、合うでしょう?
これだったら、毎朝使える感じですよね。
あと、プロの盛り付けを見てると気づくんですけれど。
大抵お店の料理の量はお皿の面積の6〜7割ぐらいにとどめてあるんですよね。
その例でも一つ。
ね。盛りたい欲張りたい気持ちをぐっと抑えると。
収まりがよくなるでしょう。
おやつを載せても、かわいいんです。
マグは大昔のマリメッコなんですけれど。
ほら。北欧テイストとも相性がいいでしょう?
柄は4つもあるんですよね。
こんなん、迷っちゃうー
同じ柄で豆皿もあるので、ほんと選びきれません...。(※全柄買った
しかもこれも、較べて見るとね。
線の薄さ濃さが違ったり、幅が違ったり。
一つ一つ、顔が違うんです。
これが、手仕事の醍醐味です。
同じものが二つと、ない。
迷って迷ってー!
さんざん、迷ってー!
悩んだ上で、お気に入りの子を連れてください。
②伊賀焼土鍋
せっかくのなので、伊賀焼の特徴も憶えて帰りましょうか。
伊賀焼きの土鍋が良い理由は、こんな良記事がありました。
時間のない人は、
大昔の琵琶湖の土がいい!
釉薬がいい!
だけでも、憶えて帰ってください。*1
見た目はね、渋いです。実に渋い。
だってそうだよね、
桃山時代とかに茶の湯とかに好んで使われてたぐらい。っていうんだもの。
侘び寂び渋みの世界です。
土鍋だし、渋くていいんだけどね。
普通に売ってる土鍋を見渡してみて...どうですか。
けっこう...なんというか、こう...はっきり言っちゃうと
年寄り臭い
というか。
やたら所帯じみている。
というか。そんな感じしませんか。
MUJIの土鍋は、ちょうどいいです。
これね。色こそ茶色で渋いですけれど。
この「飴釉」っていう、うわぐすりが実にいいんです。
つるん、としていて、まさに飴の質感。
見てるとつい、触りたくなるんです。
あと、この茶色の土鍋のいいところはもう一つあって。
それは、「中も茶色」ということ。
(※画像は、公式より拝借しました)
鍋の具材ってさ、思い返してみて。
白菜、お豆腐、えのきだけ、鱈、鶏肉、春雨...基本淡色じゃないですか。
それらにとって、締め色の、いいフレームになるんです。
インスタどんと来いです。すっごく、映える!
白と黒の方は、釉薬も変えてあるみたいでね。
もう少し、ざらっとした仕上がりなんです。
黒も、なかなかいいよ。
ただの真っ黒だと、キツすぎちゃう気がするんだけど。
少ーしだけ、赤が混ざっているような黒なんです。
http://www.muji.net/store/cmdty/detail/4549337310988?searchno=1www.muji.net
うーん...写真じゃなかなか伝わらないなあ。
この少ーしだけ混ざってる赤が、あたたかみのある黒を作り出しているんですよね。
冬のお鍋にぴったり。そんな感じの色なんです。
③伊賀焼 レンゲ 飴釉
で。釉薬の良さにぐっと来たら、ぜひレンゲもお揃いで。
http://www.muji.net/store/cmdty/detail/4549337337497?searchno=7www.muji.net
土鍋とお揃いシリーズは、取り鉢もレンゲも出ているのですけれど。
形状かなー?大きさかなー?深さかなー?
なぜだか、わからないけれど。
レンゲがいちばん、飴釉のつるり感が出ているんですよね。
あとね、あとね。
この厚みと釉薬のつるり感が絶妙でね。
口当たりがめちゃめちゃ気持ちいいんですえろい。
優しくて、なめらかで。
(※画像は、公式より拝借)
これよーく見ると、伝わるかなー?
フチがだいぶ厚めで、なだらかなの。
唇に当たるとき、口の中に入れたとき。
めちゃめちゃ気持ちいいんですえろい。
だってもう、わたし最近あんまりスプーン使わなくなったもの。
カレーでもスープでもシチューでも、最近はもっぱらこれ。
それぐらい、気持ちいいんです。
やみつきになるよこれ。えろい
④カセットこんろ
これ、何年も前からずーっと人気の商品なんですけれど。
初めて見たときびっくりしました。
(ほぼ)全身メタリックなこんろって見たことなかったから。
あったとしても、海外のデザイナーズ調理器具とかで。
とんでもなく高かったりね。
あ。やっぱりお洒落に暮らすのってお金かかるんだ。
ですよねーwwwってなってたもんね。
あとは、今までわたしが目にしてきたカセットこんろの大多数は
どうがんばっても、生活臭が隠せないデザインでした。
真っ赤とか真っ黒とか。
土鍋ともお料理とも食卓とも、マッチしないデザイン。
こんなお洒落さんじゃなかった。
しかも、これね。
ちょっと汁とかこぼしても、サッと拭けばサッと落ちるんです。
買ったときのシンプル&スタイリッシュなまま。
ずーっと、キープできるんです。
MUJIのものづくりのポリシーってね。
こんな感じみたいです。
無印良品の商品の特徴は簡潔であることです。
極めて合理的な生産工程から生まれる製品はとてもシンプルですが、これはスタイルとしてのミニマリズムではありません。
それは空の器のようなもの。つまり単純であり空白であるからこそ、あらゆる人々の思いを受け入れられる究極の自在性がそこに生まれるのです。
省資源、低価格、シンプル、アノニマス(匿名性)、自然志向など、いただく評価は様々ですが、いずれに偏ることなく、しかしそのすべてに向き合って無印良品は存在していたいと思います。
(中略)
当初はノーデザインを目指しましたが、創造性の省略は優れた製品につながらないことを学びました。
最適な素材と製法、そして形を模索しながら、無印良品は「素」を旨とする究極のデザインを目指します。
(※無印良品からのメッセージから、抜粋引用)
お洋服にも、家電にも、インテリアにも、雑貨にも。
MUJIのデザインの名品はいくつもいくつもあるけれど。
これは完全に、その一つに数えていいと思う。
うつくしいです。
うつくしいけれど、額に入れて飾っておくためのものじゃないの。
セレブしか手の届かないお値段でも、ない。
カセットこんろです。
のん。うつくしい、カセットこんろです。
■いかがでしたか?
「冬の器特集」のつもりが。
うっかり、器以外のものも食い込んできましたね...。
ま、いっか。
波佐見焼、伊賀焼に関しては、30%OFFでもあります。なんと!
日本や世界の伝統的なもの、手工業的なものも細かく見つめているところ。
歴史のあるものでも、現代の生活にフィットするところ。
「機能」にも「美」にも妥協しないところ...
図らずとも、MUJIらしさが際立つセレクトになりましたね。
普通に使っているだけで、日常が好きになる。
普通に使っているだけで、おうちにが好きになる。
普通に使っているだけで、うつくしく暮らせる。
MUJIのこういうところ、本当に素敵だと思います。
わたしも「うつくしい暮らし」に、一歩でも二歩でも近づける年にしたいな。
今年もよろしくお願いいたします。
*1:でも良記事なので、ほんとは全部読んでいただきたい...。